
- リビング 囲炉裏のあるリビングは、南面の大きな開口から明るい光とさわやかな風を取り込む心地良い設計。 無垢材のフローリングに、調湿効果のあるルナファーザーの壁紙、自然塗料を用いるなど健康的な空間に仕上げた。


T邸(施主:50歳) 千葉県長生郡 構造:木造軸組工法 延床面積:250.0u(75.62坪)
既存の柱や梁を最大限に活用 方形屋根は茅茸きから銅板葺きへ
濃密な緑と静寂が辺り一面に広がる里山に凛としてたたずむT邸。
以前の家は130年もの歳月を経て老朽化がひどく、使い勝手の悪い間取りで多くの不便を感じていたとのこと。そこで、知り合いであった鳳設計にプランニングと施工監理を、またプランニングを発展させ、温熱環境も含めた提案のあった新生住光に建築を依頼されました。

LDK 北側配置で暗くなりがちな
ダイニング上部には、電動で開閉でき
るトップライトを2カ所に設置。
代々住み継がれてきた建物だけにご家族の愛着は深く、設計にあたっては、骨組をそのまま残したいと希望。しかし約1年にわたり検討した結果、単なる古民家の保存ではなく、次の世代に継承していく現代風民家というコンセプトで建替えることに。既存建物は解体して基礎工事から行い、そして既存構造材(土台は新規ヒバ材を使用)を可能な限り再活用しながら、匠の技を生かして再構築するという手法を選択しました。昔の素朴で温かな雰囲気を残しつつも、十分な耐久性や耐震性、そして快適性・機能性も新たに取り入れられています。方形の大屋根は、茅茸きからガルバリウム鋼板茸きへと変えて、耐久性に配慮しました。
また、冬暖かく夏涼しい家をという希望には、外断熱と二重通気工法を融合させたソーラーサーキットの家を選択。家中の温度差がなく快適な温熱環境が保持されるだけではなく、吹抜けの大空間を造作できるなどのメリットが決め手になったといいます。 既存から一新させた間取りは、プライバシーを大切にしながらも、家族が自然とふれあうことができる機能的で使いやすいプランとなっています。

右/梁天井
細かにめぐらされ、堅牢性を物語る梁の数々。
シーリングファンにより室内の空気を循環させる。
左/洋室
sc工法で室内の温熱環境が良くなるため、梁組を見せて開放感にあふれた吹抜け空間に。

右/LDK
吹き抜けをプラスした、開放感いっぱいのLDK。和室との間の2間半の差し鴨居と帯戸4枚は、旧宅と同じ位置でそのまま使用。昔の面影を今に残している。
左上/ホール
リビング入口の建具には、旧宅の思い出深い組子細工を施した板戸を再
利用。玄関横は格子戸で仕切り、アール状の垂れ壁の飾り棚を設置。
左下/子供室
屋根勾配を生かしたロフト付きの子供部屋。

和室
祭事等で来客が多いときには、帯戸を開放してリビングと一体的に使えるようにした便利な設計。簡素な置き床には、季節の花を彩りよく飾った。
もてなす主人のゆかしい人柄が偲ばれる。

玄関ホール
天井を吹き抜けにしてゆったりと開放感に造作。
黒光りするケヤキ400角の大黒柱や梁は洗い直した後、自然塗料を塗って再造作。
鴨居は1750mmから1900mmへと高く設定変更して、縦の広がりを持たせている。
左/外観
落ち着きあるたたずまいの現代風民家
ボリューム感のある方形造りの屋根は、茅簑きからガルバリウム銅板に葺き替え、淡いクリーム色の外壁も断熱性を考慮して銅板サイデイング張りに。
メンテナンスも少なくすむため、コスト面でも有利。
右/西側外観
旧宅の素朴な趣を持たせた方形の大屋根だが、水平ラインが美しいガルバリウム銅板の横葺ききとし、豪快さよりも繊細な印象を生んでいる。
- 面積
敷地面積/990u(299.46坪)
延床面積/250.0u(75.62坪)
1階/205.0u(62.01坪)
2階/45.0u(13.61坪) - 外部仕上げ
基礎/鉄筋コンクリートベタ基礎
外壁/銅板サイディング
屋根/耐磨銅板横葺き - 構造材
柱/ケヤキ・杉(6寸、5寸、4寸)
土台/ヒバ(5寸) - 内部仕上げ
玄関/床:山陰松無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
ホール/床:山陰松無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
リビング/床:床:山陰松無垢板、壁:ルナファーザー、天井:梁あらわし
和室/床:畳、 壁:ルナファーザー、 天上:杉板敷目天井、 床柱:黒檀(5寸)、 床板:ヤニ松、 落掛:黒檀
子供室/床=パイン無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
洗面・脱衣室/床:ナラ無垢板、壁:ルナファーザー、天井:クロス
浴室/システムバス
資料請求・お問い合わせ
施工:有限会社 新生住光
〒265-0065
千葉県千葉市若葉区佐和町323-7
TEL 043-228-2012 FAX 043-228-5917
http://www.ki-sumai.jp
E_mail fujii@ki-sumai.jp
設計:株式会社 鳳設計 様
〒297−0021
千葉県茂原市高師町3−15
TEL:0475-23-1940 FAX:0475-23-1902
